Q&A 足の色素沈着は、静脈瘤を治療すれば治るの?
下肢静脈瘤の症状に、皮膚の色素沈着があります。
この色素の正体は、血液中の「ヘモジデリン」という色素です。
大伏在静脈に逆流があると、血液がひざ下に渋滞します。
くるぶしの上が色素沈着しやすい場所です。
この色素沈着は、血液の渋滞を解消しても、なかなかきれいにすることはできません。
では、放っておくとどうなるかというと、自然によくなることはありませんが、
皮膚と皮下脂肪が硬くなることがあります(皮膚脂肪硬化)
これがさらに進行すると、
皮膚潰瘍となることもあります。
皮膚潰瘍ができると、通院回数や治るまでの期間が長くかかります。
ですから、皮膚の色素沈着が出現したら、
皮膚科を受診するか、下肢静脈瘤を診療している医療機関を受診なさってください。